老人福祉センターとは?無料で使える高齢者の憩いの場を利用しよう!

福祉サービス

老人福祉センターとは、老人福祉法に規定された高齢者のための公共施設です。

 

近所にあっても利用したことがない方も多いと思います。

 

実は、この老人福祉センター、うまく使うと高齢者の日々の生活に欠かせないものとなるかもしれません。

今回は当該施設の職員でもあった私が、無料で使える高齢者の憩いの場、老人福祉センターについてご説明いたします。

 

老人福祉センターとは?

「老人福祉センターは、無料又は低額な料金で、老人に関する各種の相談に応ずるとともに、老人に対して、健康の増進、教養の向上及びレクリエーションのための便宜を総合的に供与することを目的とする施設とする。」と老人福祉法第二十条七項に規定されています。

 

高齢者が楽しく健康で過ごすための公共施設と思っていただければよいと思います。

 

老人福祉センターの利用資格は?

老人福祉センターのある自治体によって違いはありますが、利用できる資格は「高齢者」であること。60歳以上としているところが多いです。

例外的に60歳未満でも施設の許可を得て利用できることがありますが、実例は多くはないでしょう。

 

また、住所地に関わらず利用できますが、施設のある自治体以外にお住まいの方は料金がかかることがあります。

 

老人福祉センターの料金は?

一般的に65歳以上でその自治体にお住まいの方は無料。それ以外は料金がかかることがありますが、非常に廉価です。

 

また、料金がかかる場合であっても障害者手帳を持っているいことで料金が半額または免除となる場合があります。

 

そして一度入館すれば、ほぼその施設の設備は全て利用できます。

 

老人福祉センターの設備は?

一般的な老人福祉センターの事業は以下のとおりです。

(1) 高齢者のレクリエーション又は集会のための施設の提供に関すること。

(2) 高齢者の生活相談、健康相談その他各種の相談に関すること。

(3) 高齢者の教養の向上及び健康の保持増進についての指導に関すること。

(4) 老人クラブ活動の指導に関すること。

(5) 講演会、講習会その他教養講座の開催に関すること。

(6) 前各号に掲げるもののほか、高齢者の福祉に関する事業に関すること。

(さいたま市老人福祉センター条例より)

 

しかしこの文章だけではどんな設備が備えられているのかはよくわかりませんね。

 

老人福祉センターの一般的な設備は下記の通りです。

浴場
広間
カラオケ
囲碁・将棋スペース
読書スペース
健康器具

 

浴場があるのは驚かれた方も多いでしょう。近所から銭湯が無くなってしまったという方も老人福祉センターに来れば大きな浴槽に浸かることができます。

「お風呂が壊れちゃったから修理してる間にお風呂に入れて!」という利用方法もOKです。

 

その他、高齢者が一日楽しむことができるよう、カラオケや広間、健康器具なども備えられているところが多くあります。また、定期的に健康体操や講話、お楽しみイベントなども行っているので予定表などをもらっておくと良いでしょう。

※老人福祉センターにより、「お風呂が無いところ」や「カラオケ設備が無いところ」など、設備に大きな開きがありますので、必ず事前にご確認ください。

 

老人福祉センター利用上の注意点

老人福祉センターは、無料または低額で高齢者が一日楽しむことができる施設ですが、知っておくと良いいくつかの注意点があります。

 

身の回りのことを自分でできること

老人福祉センターは老人福祉法に規定されている福祉施設ですが、介護保険法上の施設ではありません。

 

そのため、介護機能はありません。利用上介護が必要な方は利用を断られる場合があります。

 

しかし、要支援状態の高齢者の方が一律断られるということはなく、施設内で介護を必要とせず、身の回りのことが自分でできる場合は利用が可能です。

 

食事の確認

老人福祉センターでは、施設内に飲食できる場所があることが一般的です。

 

しかし、飲食を提供する場所についてはあるところとないところがあります。

 

食堂や売店がない老人福祉センターの場合は、飲食物は持ち込むこととなります。

 

飲酒の可否

老人福祉センターの中には、飲酒が許されている施設もあります。

 

これも場所によりけりなので事前に確認しましょう。

 

しかし、老人福祉センターでは飲酒によるトラブルが多く発生しているため、利用者に絡んだり、飲酒した後に入浴するなどの行為はやめましょう。

 

老人福祉センターの賢い使い方!

老人福祉センターの賢い利用方法を知っておけば、大変役立つことがあります。

 

デイサービスとの併用

現在、要介護認定で「要支援」の判定を受けている方は、デイサービスと併用することでお得に利用できます。

 

老人福祉センターの最大のメリットは「無料」であること。毎日デイサービスに通うことは難しいですが、老人福祉センターと併用することで家に一人ぼっちでいる時間を減らすことができます。

 

送迎バスを持っている老人福祉センターもありますが、多くの場合は自力で通わなければなりません。しかし、ご家族の方が車で送迎するなどすれば無理なく安全に通うことができます。

 

囲碁・将棋サロンも

老人福祉センターの中には、囲碁や将棋ができるスペースを設けているところが多くあります。もちろん道具も貸し出しているところがほとんどです。

 

趣味として、囲碁や将棋のサロンに日頃から出かけている方は、費用負担を減らすことができます。

 

高齢者世帯の熱中症対策に!

老人福祉センターはもちろん冷暖房完備なので、高齢者世帯の熱中症対策にも効果があります。

 

また、高齢者福祉施設は節電義務が免除されているところが多いため、必要以上の節電は行う必要がありません。

 

「クールシェア」という言葉もありますが、地域の高齢者が集まって、各家庭の節電につなげる効果もあります。

 

 

以上、高齢者の憩いの場、老人福祉センターについて説明させていただきました。高齢者の中には老人福祉センターに通うようになって「楽しみが増えた」「元気になった」と言われる方も多くいます。


(さいたま市老人福祉センターしもか荘)

 

普段ご自宅で一人で過ごされているかたなどはお近くの老人福祉センターを探してみてはいかがでしょうか。

(市役所等に問い合わせるとお近くの老人福祉センターを紹介してくれます。当事務所でもお問い合わせいただければご住所の付近の老人福祉センターをお調べいたします。)

 

コメント