自分の死後のグーグルサービスを自動的に引継ぎ又は削除する設定が可能です！

相続・後見手続き

2020.05.14

自分の死後のグーグルサービス（写真・書類・youtube・連絡先等）を自動的に引継いだり削除したりすることができます
最も利用されているネットサービスはグーグル
グーグルでの自動削除又は引継ぎが行えるデータ一覧
グーグルアカウント無効化までの流れ
死後のグーグルアカウントの設定はデジタル就活の第一歩となる
グーグルアカウントの事前設定は当事務所が代理で行うことができます

自分の死後のグーグルサービス（写真・書類・youtube・連絡先等）を自動的に引継いだり削除したりすることができます

自分の死後、各種のアカウントはどうなるのでしょうか？

原則的には、アカウントサービスを提供している業者はそのアカウントを利用している人の生死については知る由もありませんので、そのアカウントは放置されることとなります。アカウントのパスワード等が誰にも知られなければ、誰も本人の情報やデータ等を知る事はできなくなります。

そのアカウントに紐つけられている情報やデータ、例えば写真や書類、連絡先などを誰も要していないのであればそれでも構わないでしょう。しかし、故人の情報とはいえ、セキュリティが甘ければ何者かに侵入される可能性が無いとは言い切れませんし、遺されたご家族が本人の写真や書類、関係者の連絡先が必要である場合も考えられます。

最も利用されているネットサービスはグーグル

世界でも最も利用者の多い代表的なネットサービスは「グーグル」です。グーグルでは、アカウントを作成することによって、メールやデータ保管、グーグルビジネスや連絡帳、スケジュールなどが一括して管理できるという大変優れたサービスを提供しています。

現在、google社では、グーグル関連のサービスについてのアカウント情報を第三者に提供できる仕組みとなっており、これによりご家族が故人のアカウント情報や故人の残したデータを入手することができます。

もちろん、自分自身のプライバシー情報となりますので、ご家族であっても立ち入って欲しくないと思われている方も多いでしょう。その場合は、自分の死後一定期間後にアカウント情報を全て自動削除してもらうことも可能です。

グーグルでの自動削除又は引継ぎが行えるデータ一覧

削除又は引継げる情報は以下のとおりです。

（赤字は一般的に使われている方が多いと思われているもの）

これらのサービスについて、自分自身の情報を家族や特定の者に引継ぐか、誰も確認できないよう削除してしまうのかを事前に設定しておくことができます。

グーグルアカウント無効化までの流れ

グーグルアカウントの利用者が死亡したことを、一定期間（任意の期間を設定可能）ログインされていないことでgoogle社が確認する。
google社からアカウントを利用していた本人へ確認メールが送られてくる。
確認メールに対応が無い場合（本人が亡くなっている等の理由で）、事前に設定しておいた「アカウント削除」または「アカウント情報の特定者への引継ぎ」の選択により、google社が自動的に削除または特定者へのメール連絡を行う。
「アカウント削除」を選択していた場合はアカウントおよびそのアカウントと紐つけられていたグーグルサービス情報は全て削除される。
「アカウント情報の特定者への引継ぎ」を選択していた場合は、google社がその特定者に対し、故人のアカウント情報を開示する。
アカウント情報を引継いだ場合でも、３か月後にアカウントおよびアカウントと紐つけられていたグーグルサービスの情報は全て削除される（それらのデータを移行する等の対応が必要となる）。