自分の施設で防犯対策に取り組んでみよう!【無料チェックシート】

不審者対策

自分の施設や店舗でできる防犯対策を考える

闇雲に防犯対策を取ることは危険!

防犯対策に力を入れている福祉施設や公共施設が増えています。

 

警察を呼んでの基本的な不審者対策講座を行ったり、さすまたや防犯スプレーを導入したり、施設の通用門のセキュリティを強化したりしています。

福祉施設・公共施設・企業向けの不審者対策研修講師を行っています!

 

しかし、闇雲に防犯対策をとろうとすることは危険です。

 

施設の防犯対策に画一的な方法はなく、施設の実情に沿った防犯対策を取ることが必要となってくるからです。

 

例えば、施設の規模が小さく、廊下や施設の入口、事務室などが極端に狭い施設でさすまたを導入しても実際に活用することができるでしょうか。

施設の間違った不審者対策を改善!【警察の講座とさすまただけでは命は守れない】

 

また、津久井やまゆり園のように、防犯カメラを多数設置したとしても、その映像を監視するモニターの場所が見づらい、または誰も見れない状況があるとしたらどうでしょうか。

 

まずは自分の施設がどのようになっているかを見直す必要があるのです。

 

防犯チェックシートをきっかけに

ご自分の施設の防犯対策を考える場合は、このチェックシートを用いていただくと便利です。

このチェックシートは、施設の種別や利用時間帯、職員の配置数や侵入されやすいと思う箇所などを書き込めるようになっています。

 

まずはこれらの基本的事項を書き出してみることが必要です。

 

これは、運営者や担当者だけでなく、全ての職員に記入してもらうのが望ましいでしょう。

 

できるだけ多くの目で施設を見ることで検討すべき点や施設の問題点が分かるようになってきます。

 

その後の検討が最も重要!

その後は、それらの点について職員間で話し合いを行います。

 

話し合いの結果、施設で取るべき防犯対策の指針が見えてくるはずです。

 

例えば、備える防犯器具は何にすべきか、優先的に予算を取るべきセキュリティ設備はどのようなものか、行うべき研修はどのような内容か、など。施設ごとにすべき対策が分かれば無駄のない方法が取れると思います。

 

注意点としては、このチェックシートを職員が書いて終わりとなってしまわないようにすることです。これは施設で防犯対策を考えるための導入部分であり、これをやっただけで終わりにしてしまうと何の意味もないでしょう。

 

各施設で職員一丸となって利用者等の命を守れる施設作りをすることが利用者及びそのご家族の信頼を得ることにつながります。逆に言えば、しっかりとした防犯対策を取らずに利用者等の命が危険にさらされてしまった場合、今まで築いてきた信頼は一気に失われてしまうでしょう。

 

このチェックシートをきっかけに、多くの福祉施設や公共施設が防犯対策に前向きに取り組んでいただければ幸いです。